ちくわの気まぐれ妊活ブログ

稽留流産から妊娠・出産を目指して

✳︎手術前説明

流産確定の内診のあと、手術についての説明がありました。


まず、赤ちゃんが自然に出てくるのを待つか、手術を受けるか選ぶことはできる、ということでした。
ただし、自然に出てくるといってもいつ出てくるかわからないし、出血が多量になることもある。
また、1ヶ月以上出てこなかった場合は結局手術を受けなければならないため、手術を受けることを勧めているとの話でした。


また、手術を選んだ場合、いわゆる中絶で行われる手術と同じもの(この表現はかなりヘコみました…)を受けることになり、それなりにリスクはあるが、現代ではそこまで負担のかかるものではない。
ちなみにこちらの病院では掻爬手術ではなく、吸引方式を採用している模様。
なんとなく、吸引のほうが体に優しい?ような気がして、
「子宮にかかる負担は掻爬より吸引のほうが軽いのですか?」と質問したのですが、
「一緒です」との回答でした。


少し悩みましたが、手術を受けることにしました。


本当に自分って冷酷だな、自分勝手だなと思いましたが、次の妊娠のことを考えると、1ヶ月以上待つことになるかもしれないというのが精神的に重かったです。
1日でも早くまた妊娠したいと、心の底から思いました。
一方で、いまお腹で眠っている赤ちゃんの離れなければならないことが、申し訳なくて…でも、もう次のことを考えている自分自身も確かに存在していて、やるせなかったです。


あとは、ネットで調べていた、染色体の検査を受けられるかどうかについて質問しました。
流産後、赤ちゃんの組織を染色体検査に出すことで、流産した原因を調べられるというものです。染色体の本数が多いことにより生じるトリソミーなどに該当していた場合わかりますし、染色体を調べるので赤ちゃんの性別もわかります。


そこで、ネットの知識だけに頼ってもいけないと思い、
「何を調べられますか?性別はわかりますか?」
と質問したのですが、
「調べられるのは、今回の流産の原因が赤ちゃん側にあったとして、その詳細がわかる」という返事。
しかも精度は60%ほど…思ってたより低い。
それに、もしこの検査で赤ちゃんの染色体に問題がなかった場合、流産の原因は母親である私にあるということになりますよね…?
それはそれで、ものすごく自分を責めてしまうような、知るのがこわいような気もしました。
ただ、流産を繰り返す場合などは、調べて原因を特定したほうが治療に繋がることもあり、個々のケースによると思います。


あと、「赤ちゃんの性別はわかりません」と言われたのですが、これはいまだに腑に落ちていません。。。


ネットで調べた限りでは、赤ちゃんの性別を知ることは可能なはずです。
ただ、前述の検査精度60%にも関係していることなのですが、この検査では胎児の組織以外の、母体の組織が混入しやすくなることもあり、赤ちゃんの性別と思っていても母親の性別だったということもあり得るのではないかと思います。
だから先生は言明を避けたのかな?と思ったり…でも、性別はわかりませんって言い切るのはおかしいなぁ。
性別を正確に特定することはできません、なら納得できるのですが。。。


ともあれ、この検査を受けるには6万円ほどかかると言われました。
私たち夫婦は赤ちゃんの性別がわかるのを、とても楽しみにしていたので、性別がわかるなら受けてもいいかなと私は考えていたのですが…上記のようなこともあり、また、流産の原因が自分にあったと言われたら、その時は立ち直れないような気がしたので、旦那さんに相談のうえ、受けないことにしました。


ちなみに、染色体検査を受ける場合は自然に出てくるのを待つのではなく、手術を受けることが必須と言われました。
また、検査を受けるのなら数日前には申し出てほしい、同意書が必要、など、他にも細かな取り決めがあるようでした。
検討されている方は、医師にしっかり質問・相談するほうが良いと思います。この検査に関しては、ネットの情報にもバラつきがあるように感じています。


医師との話がおわったあと、別室で看護師さん(たぶん助産師さんなのだと思う)から手術についての具体的な説明を受けました。


朝は食事をとらず(飲み物も10時ごろまでと制限あり)、朝イチで診察を受ける。
子宮口を広げる措置をしたあと、一旦帰宅して2〜3時間後に手術開始。


このような流れで、日帰りで受けられますが、麻酔が入るのでなるべく家族の誰かやタクシーに送迎してもらうようにとのこと。
あとは手術の同意書に旦那さんの署名・捺印が必要なこと。
他に持ち物や、服装、ノーメイクで来るようにとかの細かな指示があったりして、覚えておかなくちゃと思うのですが、不安や、恐怖や、悲しみでぐちゃぐちゃになり、ときどき泣いたりしながら話を聞いていました。